静かな生活

皆さんは大江健三郎さんをご存じでしょうか？
確か何年か前に、ノーベル文学賞を取られた方なので、ご存じの方も多いと思いますが。

私、昔から結構好きでね、しゅっちゅうは読まないんだけど、定期的に読みたくなる時期があって、最近また読んでいます。「静かな生活」は映画化もされた本なのですが、今回で読むのが３回目です。
大江健三郎さんは私の好きなタイプの文章を書かれる方なんです。

ん～と、日本文学だと、ぱっとでてくるのは、村上春樹さん、幸田文さん、宮沢賢治さん、大江健三郎さん、夏目漱石さんとか、好きです。昔は、もっと、たくさんいろんな方の本を読んでたんですが、あ、今も、いろいろ読むんですけどね、でも、なんてゆうか、戻ってゆける人、文章ってのがはっきりしてきたような気がします。歳を重ねるとゆうことは、きっと自分自身の何かの統計を取れるって事でもありますね。
丁寧で慎重で誠実で公平な感じで言葉や物語を書きとめていってくれる人がすきなのかなあ。あとね、過剰な自意識を持たずに自分の心の海に深く潜ってゆくような感覚を感じれる文章が好きかも。

あ、以前に読み始めた、プルーストはお休み中です。なんだろ？何だかね、過去を丹念にたどってゆくお話しなんだと思うんですが、そのね～、執着というかエネルギーの強さに負けちゃいそうな気がして…。また、もうしばらくしたら、再チャレンジしてみようと思います。
と、ゆうわけで、最近は「静かな生活」の海に潜り中です。なかなかに深くて美しい海に潜っているところです。