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パンのこと ときどきのこと みちくさしながら

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新聞記事を読んで、申し込んでいた本が届きました。
これは重い障害を持つ輝(ひかる)君の言葉をPCを使って一音ずつ拾って綴った本なんです。
ほんのかすかな手の動きを文字にして、今まで秘められていた心を綴った言葉は、本当に強くて美しい言葉でした。少しだけ引用したいと思います。下の文章は、中学生の男の子、今まで言葉を持っているかどうかも確かでは無かった男の子の言葉です。

「あめつちひろく よきしらせがひろめられ
きりのないあらそいごと このよのなかからきえるようにねがう。
かんどうとにんたいをもって きたいしていれば
きっといつか きたいどおりになるとしんじて いきていこう。
よもすえというかんがえかたは まちがっていて
かのうせいにかけるべきです
にんげんのことを あきらめてはいけないとおもいます
よきひよきときに めぐりあうことを しんじよう。」

「………(前文略)………
うしなわれたかこは もどってはきませんが
のぞみにあふれたみらいがあることが すばらしいです。
くなん それはきぼうへのすいろです。
けっしてあきらめてはいけないということを おしえてくれます。
てのなかに うつくしいていねんをにぎりしめて いきていこうとおもう。
うつくしいていねんは しんじつそのものです。
くるしみのなかで ひかりかがやいています。
てのなかにあるしんじつは さいわいそのものです。
のぞめばいつでもてにはいりますが だれもこのことはしりません。
なぜならにんげんは つねにらくなみちのほうをこのむからです。
いきるということは くなんとなかよくしてゆくことなのです。
おわります。」

柴田先生という、障害を持つ人とのコミュニケーションを研究サポート方されている方との出会いで、輝君は言葉を綴ることが出来るようになりました。この本には二年半、15回のチャレンジの結果産まれた言葉が書かれています。
自由に身体を動かす事も話すことも座っている事もできない男の子の心の中にこんなに大きくて深い希望や優しさがある事に感動して、どうしてもご紹介したく思いました。

ご興味を持たれた方は、愛育養護学校のHPから、私が読んだ新聞記事も読めますし、本の購入も可能です。
















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