ふと、見あげると、あんなにまん丸だったお月様が今度は綺麗な三日月になって空に浮かんでいました。
低い空におおきな三日月。すこ～しオレンジがかった色で、町並みのすぐ上に。
私、お昼間や夕焼けの空を邪魔する電線と電信柱はあんまり好きじゃないんだけど、夜中に三日月を支えるようにひょっこり立っている電信柱は好きかも、です。
私の住んでいる辺りは、古くて小柄なお家が多いんです。そんな中で、ひょっこり頭をつきだして、ひゅんって立ってる電信柱とぽっかり浮いてるお月様は、まるで童話の世界の挿絵のようでした。これって、日本の良き景色かもね～。なんて、ひとり、しみじみしちゃったりしてて…。あれっ？、私ったら、秋の気配のせいで、すこ～しセンチメンタル気分かしら？？？
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