スコットフィッツジェラルドの書いた「グレートギャッツビー」に出会ったのは、村上春樹さんの「ノルウェイの森」という小説の中でです。
一番最初は好奇心で。でも、ぴんと来ないまま読み終わっちゃいました。短い小説なんです。でも、何度か読み返しているうちに、ギャッツビーとニックが生きた世界に引き込まれていって、今では私にとってずいぶん大切な小説です。でね、この三冊は翻訳をされた方が違うんです。一番右は春樹さんがつい最近訳されたもの、左のが一番古くて、昭和31年、大貫三郎さんの訳、真ん中が昭和49年、野崎孝さんの訳。私が自然に一番良く手にするのは、真ん中の野崎さんが訳されたモノです。言葉の選び方並べ方の相性がいいみたいです。でも、他のも読み比べて楽しんでいます。訳が違うとずいぶん違います。それが何だか、面白くって。
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